昭和橋の建設日記《第11回》

「第11回」≪昭和橋のジャッキダウン≫

について、川田工業株式会社様の情報や資料をもとにまとめてみたいと思います。


今回は、送り出した主桁を所定の高さまで下げる「ジャッキダウン」についてご説明します。
ジャッキダウンの量は、明和町側の橋台部がおよそ4mで、主桁の先端部がおよそ2mです。
まず、ジャッキダウンの結果を示したものが次の写真です。(写真-1・写真-2)
ジャッキダウン前は、現在架かっている橋梁を走る車が主桁の下側に見えるのに対して、終了後は、主桁の上側に見えます。
橋全体に対して、これだけの高さを下げています。

写真-1 送り出し終了直前の状況

写真-2 ジャッキダウン終了後の状況

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ジャッキダウンの方法は、ひとつの橋脚の高さを一度に下げてしまうと、主桁が変形して壊れてしまいますので、
まず各橋脚の各主桁にジャッキを設置して、少しだけ主桁を持ち上げます。

主桁の各々に設置されたジャッキ

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次にジャッキで主桁を持ち上げているときに、ベントの部材になっているH型鋼を取り除きます。
一度に下げられる高さは、主桁を損傷させないためには、30cmが限度とのことです。
ひとつの橋脚で30cm下げたら、隣の橋脚で30cm下げる。
この作業を何度も何度も繰り返します。

橋脚上のジャッキとベントを構成する部材の状況

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ジャッキの操作は、主桁の上で3台同時に行います。

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「昭和橋の建設日記」の第12回目は、

について、川田工業株式会社の情報や資料をもとにまとめてみたいと思います。

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