昭和橋の建設日記《第十回》

「第十回」≪昭和橋の最終送り出し架設の状況≫

について、川田工業株式会社様の情報や資料をもとにまとめてみたいと思います。


今回が送り出し架設の最終日です。
写真-1に示すようにおよそ長さ500m、重さ1,800tの橋桁を送り出します。
各橋脚に設置されているジャッキに作用する荷重の大きさやバランスなどを、写真-2に示すコントロールルームで管理し、
その数値を見ながら、大橋所長が全作業員に「送り出し開始」の指示を出します。

写真-1 最後の送り出し架設の状況

写真-2 全作業員に「送り出し開始」の指示を出す大橋所長

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大橋所長の「送り出し開始」の指示により、送り出しジャッキが動き出します。
この6本のジャッキをコンピュータで管理し、一人で操作します。

6本のジャッキの操作状況
動画 「昭和橋・送り出しジャッキ

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各橋脚には、回転ジャッキなどが正常に稼働するかなどを確認するために、4人が配置についており、最後の送り出し架設であったため、
総勢で32人の技術者が工事に携わっていました。

橋脚に配置についた4人の技術者

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各橋脚では、技術者が回転ジャッキなどに異常が生じないかを写真のように管理しています。
もし、異常が発生した場合には、すぐに大橋所長に連絡がいくとのことです。

回転ジャッキを管理する技術者
動画 「回転ジャッキ-1」「回転ジャッキ-2」「回転ジャッキ-3」「回転ジャッキ-4

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主桁と主桁を連結するボルト継ぎ手部には、傷をつけないためにゴム製の緩衝材が取り付けられています。

ボルト継ぎ手部を保護する緩衝材

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今回の昭和橋の送り出し架設における残りおよそ10mの最終到達直前の状況を、写真A・Bに示します

写真A およそ長さ500m、重さ1,800tの橋桁の最終到達直前の状況

写真B 埼玉県側の堤防から見た送り出し架設の状況

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「昭和橋の建設日記」の第11回目は、

について、川田工業株式会社の情報や資料を基にまとめてみたいと思います。

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