昭和橋の建設日記《第13回》

「第13回」≪足場の組替え≫

について、川田工業株式会社の情報や資料をもとにまとめてみたいと思います。


第12回目のトラッククレーン架設において、昭和橋の橋長658mの11径間のうち、群馬県側から8径間を川田工業鰍ェ
送り出し工法とトラックベント工法で架設したことを報告しました。
これらのことにより、橋の骨組みの架設が終了したことになります。
ただし、橋の骨組みだけでは自動車や歩行者が通行できませんので、自動車や歩行者が通行できるようするための
床版などの床組構造を架設しなければなりません。
床組構造の架設を始める前に安全性を重視して、写真-1に示すように送り出し工法の架設時に利用していた吊り足場を、
床組構造の架設作業をしやすいように組替えます。

a) 吊り足場の架設状況

b) 送り出し架設時の手延機と吊り足場の状況
写真-1 吊り足場の架設と設置状況

ページの先頭に戻る


足場の組替え方法は、主桁を利用して吊り足場を人間が作業しやすい高さまで、
写真-2に示すようにチェーンブロックなどを用いて引き上げます。

写真-2 吊り足場の引き上げ状況

ページの先頭に戻る


吊り足場の引き上げが終了した状況を写真-3に示します。
この状況では、作業員や架設部材が川に落ちてしまう可能性がありますので、
専門用語では「朝顔」という部材を側面に設置します。

写真-3 吊り足場の引き上げ終了状況と「朝顔」部材の設置状況

ページの先頭に戻る


写真-4が朝顔の設置が終了し、床版などの床組構造の架設ができるようになった状態です。
橋梁の架設工事は、「安全第一」とのことですので、無事終了することを願っています。

写真-4 足場の組替えが終了した状況

ページの先頭に戻る


「昭和橋の建設日記」の第14回目は、

について、川田工業株式会社の情報や資料をもとにまとめてみたいと思います。

昭和橋の建設日記トップページに戻る