昭和橋の建設日記《第15回》

「第15回」≪支承などの架設≫

について、川田工業株式会社の情報や資料をもとにまとめてみたいと思います。


前回では、川田工業(株)が開発した鋼コンクリート合成床版のSCデッキの架設まで報告しました。
架設順序は前後しますが、主桁の送り出し架設の終了後、上部工と言われている主桁と、下部工と言われているコンクリート製の
橋台や橋脚の間に写真−1に示すように支承という部材を設置します。
支承の役割は、鋼材でできている主桁の温度変化による伸縮運動や、大型トラックなどの通行するために主桁がたわむことによる
回転運動などに対応して、橋梁全体の耐久性や安全性に関して重要な働きをする構造部材です。

a)支承の橋台部への移動状況

b)移動完了状況

c)無収縮モルタルの練混ぜ

d)無収縮モルタルの打設

写真−1支承の設置状況

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写真−2に示すように橋台や橋脚の支承の上に設置して、自動車などの荷重に対して桁として抵抗している主桁の間に配置されて、
荷重を分配することを目的としている横桁という部材がある。
昭和橋では、横桁の強さを増すために、コンクリートが打設されている。

a)コンクリート打設準備状況

b)コンクリート打設後

写真−2横桁の架設状況

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その他にも、これからおよそ100年間、橋梁を大切に守っていくために、技術者がいつでも点検できるように設置されているのが検査路です。

写真−3検査路の設置状況

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「昭和橋の建設日記」の第16回目は、

について、川田工業株式会社の情報や資料をもとにまとめてみたいと思います。

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